サルに接近遭遇②

昨日のブログの続きです。
その後はサルから逃げるように歩き進みました。
でも川の流れる音や、木漏れ日、普段見かけないようなキノコなどを見ているうちにいつしか心臓のどきどきも治まっていきました。
んーやっぱり気持ちいいです何枚か写真も撮りました。
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そして、道の終わりまで来て、あとは引き返します。
帰りはいつになく慎重に、岩で影になっている曲がり角はそろりそろりと自然に歩いちゃいます。
行きにサルと遭遇したところも無事に通過し、もう大丈夫かな、っと思った矢先、やっぱりいました
まだ毛づくろいしているぅ~
また中くらいのサルと目があったけど、すぐに顔を引っ込めたし、離れているから大丈夫。
じゃ、しょうがないから岩陰に隠れて彼らがいなくなるのを待とう!と後ろを振り返った瞬間、
すぐ後ろに大きなサルが
ひゃー、で、でかいぃぃ~~
立ち上がったら、私のあごくらいの高さまでありそうな大きさです。
とっさに道脇の斜面を駆け上ろうとしますが、足がすくんでうまくのぼれません。
今度は棒を拾う間もなく、もちろん初めから戦えるとも思っておらず、
半分背中をむけてただただ必死に木にしがみつくばかり。
今度のサルはめちゃくちゃ冷静な感じで、いつでも飛びかかれそうな体勢をとりつつも、じーっと私を観察するだけで威嚇はしてきいません。
でも十分怖いです。冷や汗が出て声も出ません。
大きさからしても、たぶんボス猿です。
いつから私の後ろにいたんだろう…そう思うとさらに怖くて胃から何かがあがってきそうになります。
またしてもとっさに愛と平和のマントラと心の中で唱え、でもどこかでこんな時にマントラ唱えてる自分をおかしく思いつつ、ひたすらそのサルが通り過ぎてくれることを祈っていました
しばらくすると、崖の上のほうからもキーキーとサルの鳴き声が。
ひえー、上下から挟まれたらもう逃げられないぃぃ~~
誰か助けて~
でも、崖から姿を見せたのは子ザルでした。それ以上下りてくる気配もありません。
すこしほっとして様子を見ていると、子ザルのほうを見た私を警戒してか、
ボス猿が私の横を通り過ぎ、数歩進んでまたぴたっと止まって私から目をそらさずにまた戻る
そんなことを3回も繰り返し、最後は私の後ろを回り込む形で崖の上を登って子ザルのほうへ行きました。
あぁぁ~腰がへなへなと抜けていくぅぅぅ~
その場に座り込んでしまいました。
手も震えているし、落ち着こうと深呼吸しようと思っても、胃が縮み上がってうまく息が吸えません。
自然の中にあってはいかに非力で生き物として弱いかということを痛感し、
でも、クマでなくてよかった、スズメバチでなくてよかったなどと思いながら、座り込むことしばし。
後ろから「おはようございマース」とさわやかな声が
養生園のスタッフの方です
無事に彼女のおかげで帰ることができました
聞くところによると、サルは男性女性の区別もつくし、こちらがおびえているのも感じ取るとナメてくるので、棒を持ったり、手すりをがんがん叩いて音を出したり、大声を出すのがいいそうです。
自然の中って気持ちよいけど、サバイバル能力もいるのですね。
これからは心して自然に入っていこうと思います。